ひびこれSTUDY

Wakkoの雑記ブログ。 毎日学んだこと、思ったことのアウトプットの場として運営しています。

遺伝子技術で子どもを「つくる」 デザイナーベイビー

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「品種改良(遺伝子組み換え)」によって特定の成分を増やしたり、特定の除草剤で枯れないような作物が作られています。とうもろこしや大豆、じゃがいもなど。

これらは”人体に害をもたらすのではないか”という理由で市場には出回りません。

もちろん人類のための品種改良ですから人体に害はないよ!という意見もあるのですが、実際はまだ検証が必要とされています。

 

 

2018年に中国北京にて

「健康で可愛い双子のルルとナナが産まれました。

 遺伝子組換えにより、エイズにかからない遺伝子を持っています

 という発表がありました。

賀建奎(が・けんけい)南方科技大学副教授の発表です。

 

遺伝子組み換えで子どもを「デザイン」できる

「〇〇ちゃんのお顔はお母さん似、活発なところはお父さんに似たのかしらね」なんて親族の集まりなんかでありそうな会話です。

子どもが親に似るのは、例えばお母さんのぱっちりおめめの遺伝子お父さんのハツラツ遺伝子が子どもに受け継がれるからです。

 

精子卵子にはそれぞれ遺伝子情報ってのがありまして、合体しますと、えっと、つまりそういうことです。

 

お父さん似〜とかお母さん似〜とか、結構話題にこと欠きませんね。

 

ここで合わさった遺伝子に

「病気の遺伝子があるから切り取っちゃおう」

「かわりに足の速い遺伝子を入れちゃおう」

ってことは、技術的には可能です。

 

 

どんな子どもをデザインできる?

遺伝子情報って、髪の毛1本でも抽出できるんですよ。

ってことはですよ。

髪の毛一本さえあればあの憧れの芸能人の遺伝子を持った子どもを産めてしまうということです。

もしデザイナーベイビーという技術が一般化されたら恐らく「憧れの芸能人の髪の毛」とか「陸上世界No.1選手の髪の毛」とか「あのノーベル賞科学者の唾液」とかを売買する市場が出来上がるのではないでしょうか。証明書みたいなのつけて。

で、あんまりにも高額なので証明書のない闇市場が活性化するんですよ。闇市場で躍進する遺伝子泥棒も登場する。もはやこれは未来予知。

 

「目の青い子〜」「肌の白い子〜」「髪の毛は栗毛で〜」「頭のいい子〜」

なんていう容姿や能力を求める親御さんのご要望にもお答えできます。

 

これは禁止されるでしょうが、技術的には可能であるということです。

 

 

賀教授は親の要望を満たすためにわざわざ危険を犯してこの研究に取り組んでいたわけではありません。

生まれる前から病気だとわかっているのなら、生まれる前に治すべきだ。それができるだけの技術はあるんだ。

ということを言いたかったのでしょう。

 

 

どんな人がデザイナーベイビーをつくるのか

  • 寝たきりの人との子どもを産める

事故や病気により生殖活動のできない人とでも、二人の遺伝子を受け継いだ子どもを産むことができるようになります。最初はとやかく言われるかもしれませんが、二人の愛の結晶であることには間違いありません。

 

男性同士なら代理母、女性同士なら代理精子が必要になりますが、上記と同様愛し合う二人の遺伝子を受け継いだ子どもを産むことができるようになります。

今はようやく同性カップルへの認知も上がってきました。日本でも一部(現在27市区町村)では同性同士の婚姻関係が認められています。今は渋谷区だけじゃなくて日本全国に制度が広がりつつあるんですね。

 

  • 先天性の病気リスクのない子どもを産める

例えばHIVダウン症、先天性感染症など…

「どんな体だって生きられる」「どんな体だって幸せになれる」

それはわかりますが、未然に防げるのなら防いであげたいのが親心なのではないでしょうか。

私も子どもを産むってなったら、できることなら何にも心配事のない体に産んでやりたい。子どもの病気の遺伝子のかわりに、私の遺伝子の好きなやつ持って行っていいから。わんぱくなところとかどう?

 

ブラックジャックによろしく 4巻より

↑めっちゃこの話思い出した。泣けるんだ。

 

メリットは多い。が、倫理的に認められてはいない

 

ルルとナナの父親はエイズ患者で、相談し合い、わが子がいつか遭遇しうるエイズ感染に抵抗できるように今回の遺伝子操作に同意したということ。

「そんなの成長する過程できちんと教育すれば良いだけの話だ」なんて意見があったそうですが、論点はそこじゃない。

 

人間が生まれるままの姿を、人間が侵犯していいのか

という、倫理しか問題ではありません。言い過ぎかもしれないけど。

 

 

賀教授の発表があった2018年こそニュースになったり論文が書かれたりしましたが、日本では今はもう議論すらされていない。一部の有識者が「デザイナーベイビーの時代くるぞ!」って言ってるだけ。

もうすぐ双子は1歳になる頃ですかね。