ひびこれSTUDY

Wakkoの雑記ブログ。 毎日学んだこと、思ったことのアウトプットの場として運営しています。

「もみじ」「ぼたん」「さくら」は情緒あるネーミングだった

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寒いですね!Wakkoです!

 

お鍋の季節です。

 

私は「豚肉のミルフィーユ鍋」が好きなのですが
皆さんは何が好きですか?

 

素敵な獣肉の由来

昔、仏教が布教されたばかりの頃は
「生きている物を食べてはならない」
四足の動物の肉を食べることは御法度とされていたそうです。

 

仏教が伝来したのは実に飛鳥時代に遡りますが
つってもね、食べてたんですよ。肉。
戦国時代にはあまりにも食べるものが無さすぎて農耕用の牛をこっそり食べたとか。
さぞかし美味しかったことでしょうねぇ。

 

その前にも
こっそり、猪狩ったりとか。
鹿、狩ったりとか。兎、食べたりとか。
さぞかし、美味しかったことでしょうねぇ。

ということで「もみじ」「ぼたん」「さくら」は
肉の隠語なのだそうです。

 

もみじ

もみじ=鹿肉のこと

ここで突然ですが花札を見てみましょう。

花札 鹿ともみじ

鹿ともみじ。10点。

鹿肉を「もみじ」と呼ぶのはこの花札の絵柄が発端。
花札が由来だなんて風情がありますね。

 

ちなみに花札は1月から12月まで、各月4枚ずつの札で構成されています。
この絵柄は10月。

「シカト」という言葉は
「10月の鹿」が「そっぽを向いている」ことから生まれたそうな。

 

え、日本語オシャレ…。

 

ぼたん

ぼたん=猪肉のこと。

こいつもいましたよ花札に。

花札 牡丹に猪

牡丹の花…なのか…?

花札のこの柄から「ぼたん」と呼ばれるようになった説と
牡丹のように円上に綺麗に並べて調理することから「ぼたん」と呼ばれるようになった説があります。

後者が有力なのだそう。

 

並んだ猪の肉を「牡丹」と表現するその力…なんてハイセンスなの…。

 

さくら

さくら=馬肉のこと。

この由来は諸説あります。

  • 桜の咲く頃が食べごろだから
  • 食品偽造説
    (「牛肉だ」と偽って売るためにお客のフリをして購入する「サクラ」がいたから)
  • いい馬が揃っている地域が千葉県「佐倉市」だったから 

 

とまぁ色々なのですが美しいと思った説は

「咲いたさくら」という歌の歌詞からとった説。

咲いた櫻になぜ駒つなぐ
駒が勇めばチラチラチラチラチラ
花が散る。

 ”駒”が”馬”なんですね。有力な説とは言えませんが、美しいと思います。
司馬遼太郎さんの「竜馬が行く」でも歌詞をちょっと変えて登場しています。

 

ただ、実はこの歌ちょっぴりえっちな歌だった説もあり。
駒=男 桜=女 と読み替えて、あぁ、勇めば、なるほど、花が散る、ハイ

 

かしわ

かしわ=鶏肉のこと。

 

と言っても、鶏肉全般のことではなく
黄鶏という日本在来の羽毛が茶褐色の鶏の肉
のことをかしわと読んでいるのだそう。

 

焼き鳥屋さん行くと「かしわ」って表記しているお店もありますね。
ただの鶏肉じゃなかったのか…。

 

柏餅に使う柏の葉の色と似ていたことから「かしわ」と言うようになったそうな。

 柏餅の葉っぱは食べる派?残す派?

 

月夜鳥

えー、何かわかります?速攻答え出ちゃうんですけど。
月夜鳥=うさぎ肉です。
読み方は「げつよどり」。 

ゴールデンカムイ 3巻より

ゴールデンカムイ 3巻より

アイヌの人々はイセポと呼ぶ。

 

仏教が伝わってきたときにお坊さんたちは考えました。

 

うさぎって一羽って数えるくらいだから鳥じゃね??

 

とんだ暴論ですが、そこまでしてウサギの肉を食べたかったということでしょう。
さらに


ウサギは月に住んでいるから月夜と呼びましょう

 

と言うことで「月夜鳥」。
こうして生まれたのが月夜鳥というネーミングであると言われています。

 

暴論の割に可愛いな。

 

てっちり

これはわかりますか?
聞いたことあるけどなんだっけ、って感じだったのですが


答えは「ふぐ」です。

水を吐くフグ

水を吐くフグ

てっちり鍋は大阪発祥の食べ物。

 

「ちり」はふぐの身を熱々の湯に入れると
チリチリと身が縮むことから名付けられています。

 

では「てっ」はなんでしょう??

 

ご存知の通りふぐは毒を持っており、「当たると死ぬ」ことから「鉄砲」と呼ばれていました。
てっぽう…が、チリチリ…なるほど「てっちり」ですね。

 

こちらも「ふぐ食禁止令」が出された当時にふぐの隠語として使われていた言葉です。

 

 

ところで2008年にやっていた朝ドラ「ちりとてちん」を思い出しましたよ。

うろ覚えですが「死んだ師匠に会いに行こう!どうせ死ぬならふぐ食おうぜ!」というバカ4人のドタバタコメディです。
地獄八景亡者の戯れという演目だったか…とても印象に残っています。

 

ふぐはずずいと昔から「美味しいけど食べられないけど食べたい」魚だったのですね。
てっちりを食べられる今の時代に感謝。

 

日々、徒然なるままに

こないだ友人ともみじだのぼたんだのなんでだろうね、って話になったので調べてみたら、日本語の美しさにたどり着いてしまったようです。
隠語のセンス良すぎるでしょう昔の人たち…。